春でもまだまだスキーができるスキー場はたくさんあります。冬とは違った春スキーを満喫してシーズンを終わりましょう。
スキー愛好者にとって春スキーは、楽しいものであると同時に寂しいものですね。
春の訪れは全ての生物にとって平等に嬉しいものですが、スキーヤーにとっての春スキーは少し違う意味を持つのではないでしょうか。
そして春スキーには冬スキーとはまた違ったところがあります。
どんよりとした鉛色に変わる、抜けるような青い空や、雪が舞うよりも多くふりそそぐうららかな日差し。
葉をつける前の木々は温かさを取り戻し、周りの雪を溶かしていきます。
こんな春スキーを経験していないなんて、スキーヤーとしてはもったいないですよ。
春スキーで重要になるのは雪質です。
スキーをするなら、誰だってシャーベットバーンよりはパウダースノーがいいですからね。
雪質に重要なのが気温ですが、当然、春ですから気温が高くなります。
ですから、気温が高いため真冬のようなパウダースノーを見込める所は限られてきてしまいます。
日本海側は春になっても雪の多いイメージがありますが、湿った雪が降るため雪質という意味では今一つではないでしょうか。
内陸部の標高の高い山なら比較的良い雪質も望めると思います。
気温がどんどん上がってくる春スキーは、ほとんどがシャーベットバーンですが、それでも残り少ないシーズンを満喫しようと、多くのスキーヤーが春スキーをするために春山を訪れています。
5月下旬まで春スキーを楽しめるのが、かぐらスキー場です。
関東圏からほどほどの距離で、かつ素晴らしい雪質が望めます。
さらに、春スキーならではのお楽しみ「サンライズスキー」もできますよ。
春のまぶしい日差しを浴びて、早朝スキーと洒落こんでみましょう。
ただし、日焼け止めとゴーグルは忘れずにもって行きましょうね。
ゴールデンウイークまで春スキーが楽しめる宮城蔵王すみかわスノーパークです。
新幹線で仙台駅まで行き、そこから直行バスを使えば関東圏からもそれほど遠くはありません。
また、4月上旬は仙台市内で桜が見ごろとなっています。
スキーと桜を同時に楽しめるなんて、滅多にないことではないでしょうか。
シーズン最後の春スキーにはぴったりですね。
関東圏最大級のスキー場、ハンターマウンテン塩原です。
新幹線を使えば東京から2時間半足らずで付くアクセスの良さがウリです。
当日券には一日券のほかに5時間券と9時間券があって、フットワークの軽いスキーを楽しめます。
営業は4月下旬までとなっていますが、春スキーも十分に満喫できます。
上信越高原国立公園の中にあるアサマ2000パークです。
国内トップクラスの標高2,000メートルを誇るスキー場です。
長野県と群馬県の県境で、練馬インターから2時間半足らずというアクセスの良さがスキーヤーには嬉しいですね。
それでいて春スキーでも安定した雪質を誇ります。
4月は一日券がお得なのも嬉しいポイントではないでしょうか